良い天気の日、１２階の窓を全開にし、外を眺める、これまた一つの楽しみ！！！

横浜に生を受け　横浜で育ち　横浜で糧を得、横浜で骨を埋める　私。この風景がとても好きです。

　先祖を辿れば、３代、いや四代前までは横浜に居を構えたはず、明治の中期までしか確認できませんが。

　先祖は　ぽんぽん船の元締　若い方には分からないと思いますが、まだ埠頭がない頃は、このぽんぽん船で沖に停泊している、大型船から荷物を少しずつ積みなおし、小さな岸壁まで運ぶ、商売をしてたそうです。

　明治の後期から昭和の最初までは、日の出の勢いの商売でしたが、時代が流れ　大きな埠頭に大型船が横ずけされ、ぽんぽん船から、荷役に主な仕事に替わり、このぽんぽん船、衰退の一途を辿ったそうです。今も藤木企業さんや　笹田組さん　今も存続してる、港湾関係の会社は　その頃、先見の目で業種をいち早く転換しこの横浜の港の繁栄に大きく貢献したことは間違いないですね。

　私の先祖というと、景気のいい頃は、今は面影も偲ぶことのできない、鶴屋町の上の台町、昔は神奈川の宿の跡　沢山料亭が並び、横浜港の栄華をとどめていたそうです。そこに毎晩のように芸者を揚げ、お大尽遊びを繰り返し、紙幣を本当にばら撒いていたという話を、祖母が生きていた頃、聞いたことがありました。

　時代の流れにこんな事をしていたら乗れるわけはないですね。

ですから私　昭和２８年に生を受けたときは、父は高校の体育の教員。

血が騒ぐような、切った張ったの世界とは無縁の世界でした。

もし　時代が戻れるなら私も、ぽんぽん船を駆り、毎日横浜港の沖での仕事、血が騒ぎますね。これも先祖の血の関係でしょうか。　

　この初冬の横浜の景色をみて妄想にしたってみました。

横浜って　本当にいい町ですね！！！